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槇原敬之「世界に一つだけの花」の誕生秘話 ふて寝で降りてきた?

 シンガー・ソングライターの槇原敬之 (48)が30日、フジテレビ「ノンストップ!」にVTR出演。自身が作詞・作曲したSMAPの「世界に一つだけの花」(03年)の誕生秘話を明かした。

 もともと「世界に…」のテーマは自身のアルバムのために書きたいと思っており、SMAPには別曲「Wow」を提供するはずだった。それでも「Wow」がボツになったため「家でふて寝」。その際「世界に…」の曲が降りてきたという。

 「自分が一番になりたいということだけのために、ともすれば人を蹴落としてそれを手に入れているような時代がちょっと前まであった。“何と嘆かわしいことをしているんだ”というのがテーマ」と楽曲について説明。「SMAPというアイドルがいたことと、そのSMAPに神様から“どうしても歌ってほしいことがある”と言われて生まれた曲であるのは確か」とし、また、ここまで国民に愛される歌になった理由として「5人がそれぞれ個性を持ったSMAPが歌った歌だからこそ、あの歌の価値になった。SMAPがいなかったらあんなに売れていないと思います」と話した。

 その後、ボツになった「Wow」をSMAPと歌う機会があったという。その際、中居正広(45)から「この曲もめちゃくちゃいい曲ですよね。これもくださいよ」と言われたことも明かし「その時に報われました」と笑顔で振り返った。

「西郷どん」で渡辺謙演じる島津斉彬が幽霊に 再出演にネット驚き

 NHK大河ドラマ『西郷どん』第16話が29日に放送され、先週突然の死を遂げたはずの島津斉彬(渡辺謙)が幽霊として再び現れたことにネット上は騒然となった。

【写真】ダンディな「渡辺謙」フォトギャラリー

 薩摩藩の挙兵に備えて京で奔走する吉之助(鈴木亮平)。そんな彼のもとに斉彬の死を告げる書状が届く。師の悲報に吉之助は、雨の中、一人号泣する。

 失意の中、吉之助は水戸藩の力を借りるべく徳川斉昭(伊武雅刀)に働きかける。だが、その動きを先に察知した大老・井伊直弼(佐野史郎)によって、斉昭はすでに謹慎に追い込まれていた。さらに一橋慶喜(松田翔太)からも拒絶されてしまう吉之助。打つ手のなくなった彼は自死しようとするが、僧侶・月照(尾上菊之助)からいさめられ、思いとどまる。

 折しも世は「安政の大獄」。幕府に歯向かう者が次々と粛清される中、月照もその中に入っていた。吉之助は、その影響が及ばないであろう薩摩に月照を連れていく。

 だが月照との逃避行のさなか、自分まで追われている身であることを知り絶望した吉之助は、斉彬から譲り受けた短刀で自害を図ろうとする。その時、背後から聞き覚えのある声が。それは斉彬。黒マントを羽織った彼は、吉之助に「何を学んできたのだ」と叱責。吉之助は幻覚を前に、再び彼の遺志を継いで生きる決意をする。

 先週「斉彬ロス」の悲しみに暮れた視聴者は、彼のまさかの再登場に「ゴースト斉彬…」「斉彬さまの亡霊キター!」とびっくり。さらに「たびたび、現れて欲しい!」「これからもちょくちょく出てきそうだね」と、幽霊出演を引き続き希望する意見も多かった。

 薩摩藩の定宿「鍵屋」の女中・お虎を演じるのはハリセンボン・近藤春菜。「不気味なくらい違和感がない」「めっちゃかわいい」など好意的な意見が占めた。

 来週のサブタイトルは「西郷入水」。月照の最期が描かれる回になると予感したネツトユーザーからは、「斉彬さまに続いて、来週がツラすぎる…」「あーーーー月照さまぁ」と名残惜しむ声が寄せられていた。

南沢奈央がドラマ会見と舞台あいさつ欠席 若林正恭との交際が関係か

 タレントの有村藍里(27)とシンガー・ソングライターの上野まな(35)らがこのほど、都内で行われたドラマ「プロデューサーK」(ネット配信中、DVDリリース中)の会見に出席した。人気女優・有村架純(25)、上野樹里(31)のそれぞれの姉である藍里とまなだけに話題の作品。ただ、現場の報道陣の間では同じく出演した南沢奈央(27)の欠席をめぐってヒソヒソ話が展開された。

 同ドラマは俳優の石黒賢(52)がダイエット番組のプロデューサー役を演じる同ドラマの3作目。今作では藍里とまながともに本人役でゲスト出演し、ともに女優デビューを果たしたことで話題だ。

 まなは、このドラマについて樹里と話していないと言い、姉妹の仲を聞かれても「普通」とサラリ。

 藍里は、架純から助言を受けたそうだが、まなは樹里から「特にアドバイスはもらっていない」と愛らしいルックスとは裏腹。「(女優デビューは)家族にも話していない。上野ファミリーは自由。(近況を)報告し合ったりしない」という。

 藍里は姉妹の仲を聞かれ「仲はいい。この前もご飯に行った」とニッコリ。かたや、まなは「普通」とこの質問でもサラリと返し「(連絡自体)あまり取らない。お父さんとも1年以上、連絡を取っていない」と告白した。

 妹との話題を欲する報道陣には少々不満げなまなだったが、有村姉妹と上野姉妹はともに兵庫出身だけに、藍里とは気が合ったようで、笑顔で語り合っていた。

 一方、報道陣の関心は欠席者にも集まった。同ドラマにアシスタントプロデューサー役で出演した南沢が、当初は会見は欠席するものの、上映会の舞台あいさつには登場予定だったが、結果的に欠席したからだ。

 関係者によると「別件の撮影のスケジュールが押した」ため、舞台あいさつにも駆け付けられなかったという。だが、報道陣の間では「オードリー」若林正恭(39)との交際を「質問されたくなかったため会見、舞台あいさつ双方を欠席したのでは?」ともっぱらだった。

「今年元日に報道された交際について、若林はテレビやラジオで共演者からネタにされて、本人は『ネット見ろよ』などと笑いにして返していますが、交際自体は若林、南沢双方の所属事務所も認めている。ただ、南沢本人はいまだに公にコメントしていない。2人の間では“若林が前面に立って語り、南沢はしゃべらない”と取り決めしていると考えられる。南沢も藍里とまなのデビュードラマの発表で自分の話題になるのは避けたかったのかも」(ワイドショー関係者)

 南沢は決して目立たず、若林は愛する彼女を矢面に立たせずに守り、共演者からのイジりは全部はね返す――。これも、小動物的なルックスからは想像できない若林の男気なのかも!?

明石家さんまが因縁の相手と30年ぶりに再会 かつてFRIDAYで活躍

 29日放送の『明石家さんまの転職DE天職』(日本テレビ系)で、明石家さんまが因縁の相手と30年ぶりに再会した。

 その相手とは動物写真家・小原玲氏。同氏はかつて、写真週刊誌『FRIDAY』ので活躍していた敏腕カメラマンで、さんまのスクープ写真も数多く撮ってきたという。さんまと対面した同氏は「お久しぶりです」と挨拶し、「車の中からずっと見てました」というと、さんまは「こいつら、こいつらだったんですよ!」と言いながら笑った。

 さんまが特にターゲットとされていた時期は、スクープ写真の走りとなった約30年前。小原氏は「さんまさんが雑誌(FRIDAY)に載るとテレビで喋ってくれるので本が売れるんです」と振り返り、編集部の方針として「さんまさんのネタなら何でもいいから撮ってこい!」という号令がかかっていたと明かした。

 そんな小原氏は、動物写真家に転身した理由として「アザラシは文句を言ってこない」と言及。またカメラマンは、撮っている被写体に境遇や体型がなぜか似て来ると語り、「芸能人のスキャンダルばかり撮っていると自分の生活もスキャンダラスになり、アザラシを撮っていると自分もどんどんアザラシみたいになっていって」と、体格の良い体を自ら示しながら自虐。

 さんまは、小原氏の隣にいる松坂桃李を見て、「そしたら松坂桃李ずっと撮れよ!そしたら桃李になれんねんで」と続けて笑わせていた。

中川家の引退を「今いくよくるよ」が救った過去「師匠は命の恩人」

 お笑いコンビ「中川家」の中川剛(47)と礼二(46)が30日、TBS情報番組「ビビット」(月〜金曜前8・00)にVTR出演。芸人を辞めることを翻意させた先輩女性コンビの名を挙げ「命の恩人」と2人への感謝の思いを口にした。

 今では売れっ子コンビの中川家。それでも、若手のころは、周囲がブレークしていく中、自分たちだけが取り残されるなど厳しい時間もあった。そんな中、兄・剛がパニック障害に。当時は電車に乗ることができず、乗っても「しんどい」と途中で降りなければならず、礼二は「仕事場に行くのにも時間がかかりました」と振り返った。

 仕事が減っていく中、「1999年が一番つらかった」と2人。中でも一番つらい仕事だったのが「街頭インタビュー」だったという。オンエアでは自分たちの腕しか映っておらず「もう辞めようと。俺らじゃなくてもいいじゃん」ともらすことも。その際、スタッフからは「じゃあ、辞めてもらっていいです」と返されるだけだったと明かした。

 そんな2人を救ったのが、先輩コンビの「今いくよくるよ」。大阪でのよしもとの舞台明け、近くの焼き鳥店へとよく誘ってもらったという。礼二は「愚痴も出るじゃないですか、お酒も飲んで。それをいつも何時間も…。オカンよりよう受けて止めてくれた」と回顧。「話を聞くだけ聞いて、あとは『ここで辞めたらアカン』『おいしいこといっぱいあるから』って」。

 先輩の存在があったからこそ気持ちを保てたとし「一番腐っていた時に引き上げてくれた。この世界に夢をもたせてくれた師匠は命の恩人。本当に辞めようと思っていたので。(今はあるのも、2人の)おかげです」と口をそろえた。

Little Glee Monsterが本格的に海外進出へ 初の単独アジアツアー決定

 5人組ボーカルグループLittle Glee Monsterが、自身初となる単独アジアツアー『Little Glee Monster Asia Tour 2018 – juice !!!!! -』を開催することが決定した。7月14日に台湾・台北、翌15日に香港公演を行う。

【写真】昨年末には紅白に初出場したリトグリ

 2014年に香港、15年に米サンフランシスコでのイベントに出演。昨年にはアース・ウィンド&ファイアーやアリアナ・グランデの来日公演でサポートアクトを務めるなどし、ライブに海外から参加するファンが増えるなか、単独でのアジアツアーが決定した。

 所属事務所によると、特にアジアでの知名度は高いといい、海外のプロモーターからの熱いオファーを受けて今回のツアーが実現。このツアーが本格的な海外進出の第一歩となる。

 メンバーの芹奈は「この台湾、香港ライブは、リトグリにとって海外での初めてのワンマンライブとなります。私たちがずっと目標に掲げているワールドツアーへの第一歩を踏み出せることが、とってもうれしいです。海を越えても、変わらずリトグリらしいステージを作っていきたいと思っています。早く台湾、香港の皆さんに会いたいです。ライブの日を本当に楽しみにしています」とメッセージを送っている。

■「Little Glee Monster Asia Tour 2018 – juice!!!!! – Taiwan」
日時:7月14日(土)開場午後6時/開演午後7時
会場:Legacy Taipei

■「Little Glee Monster Asia Tour 2018 – juice !!!!! – Hong Kong」
日時:7月15日(日)開場午後7時30分/開演午後8時
会場:Music Zone@E-Max

山口達也に「メンバー」呼び ジャニーズへの「忖度」の原点

「山口メンバー」という言葉に違和感を覚えながら、女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)の騒動を見ている人も多いだろう。

 ○○メンバーは17年前に、稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕(不起訴)された時に「稲垣容疑者」「稲垣被疑者」と言わないようにするためにひねり出された呼び方。テレビをはじめとする多くのメディアによる「稲垣メンバー」の“大合唱”は失笑を買ったが、これは「忖度」と騒いでいるメディアのジャニーズ事務所への究極の“忖度報道”だった。

 当時、SMAPを擁するジャニーズ事務所は隆盛を誇り、芸能界における“1強”時代に向けてまい進中、盾突くことができない時代だ。稲垣の会見の時は、CULENを設立して元SMAPをマネジメントする飯島三智代表が仕切って睨みを利かせていた。飯島代表にしてみれば、「あの時と同じ手法?」という思いに違いない。

 稲垣と山口を比べてみると……。

 稲垣は現行犯逮捕で逃亡の恐れがないことから2日後に釈放されたが、普通なら「容疑者」「被疑者」。一方の山口は逮捕はされず、相手と示談が成立、書類送検された後(起訴の可能性も低い)。山口とか山口さんと言うのも嫌か変だから「山口メンバー」になったのかもしれない。ただ、響きとしては逮捕された「稲垣メンバー」みたいな印象が強い。

 言ってみれば、SMAPの“置き土産”のメンバー呼ばわり。メディアの忖度は弱まったにせよ行き届いている点はかつてと同じか。

小倉智昭が山口達也にあきれ顔「46にもなって…情けない」

 フリーアナウンサーの小倉智昭(70)が30日、MCを務めるフジテレビ系情報番組「とくダネ!」(月〜金曜前8・0)に生出演。強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)について言及した。

 山口が26日の謝罪会見後に再入院していたことが29日に判明。憔悴しきっている山口は現在、家族のサポートのもと、謹慎生活を送っているというが、小倉は「46にもなって、両親に面倒をかけて、酒をやめなきゃいけないっていう…」とあきれ顔。「あそこまでいった男がですよ?情けないじゃないですか」と嘆いた。

「行きつけの店」なのに…櫻井翔が松本潤との食事で困惑

 嵐の櫻井翔が29日放送の関西テレビ『マルコポロリ!SP』に出演。メンバーの松本潤と行きつけの店で食事したものの、見たこともない「松本用」のメニューが登場し、戸惑ったエピソードを明かした。

 映画『ラプラスの魔女』で共演する女優の広瀬すずと同番組の人気コーナー“ポロリ!バス”に出演した櫻井。広瀬から「『なんつって』ってめっちゃ言うんですよ」と指摘された櫻井は、自覚が「ない」様子で「だいぶ俺のこと研究したね」と苦笑いを浮かべた。

 トークが弾むなか、広瀬から嵐のメンバーで食事に出かけるのか尋ねられると、櫻井は「この間、松本と飲み行くっていうか、メシ行くっていうか、ちょっと行ったんです」と松本と食事したエピソードを語った。

 櫻井は「松本潤、連れていくのにどの店にしたら…」と悩んだ様子で切り出し、入り口から個室へのルート、トイレの導線など、一般客と遭遇しない方法に頭をめぐらしたという。

 そして、「僕がすごい、よく行っているお店」で食事することになった2人。ところが櫻井は「そしたら、ひでえんだよな、あれ」と何やら戸惑う出来事があった様子。

 よく行くときは「週に2〜3回」訪ねる行きつけの店だという櫻井。予約の連絡を入れたものの、その時は貸し切りだった。そして、数日後に松本と一緒にそのお店に行ったところ、「見たこともない、トリュフオムレツみたいなのが出てきて」と、自身の行きつけの店ながら知らない特別メニューが供されたという。

 店のスタッフから「こちら先日のなんとかかんとか、お店からのサービスです」などと説明を受けた櫻井だったが、「いやいや、“松本用”じゃん。違うよね」とツッコミ。松本の訪問に合わせるように登場したメニューに驚いたことを苦笑いで振り返っていた。

 ちなみに、2人は過去に不仲説が出ていたが、松本は「全然、仲悪くないんですよ」とテレビ番組でそれを否定していた。

 なお、櫻井と広瀬が出演する映画『ラプラスの魔女』は、作家・東野圭吾氏の同名小説を映画化したもの。監督を三池崇史氏が務め、5月4日から全国公開される。

題名が言いやすい 外国映画に邦題をつけるメリット&デメリット

 海外作品が日本で公開される際には、日本版のタイトル(邦題)がつけられるが、いったい邦題はどのようにつけられているのだろうか。韓国映画『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』(5月5日公開)の配給会社・ツインの宣伝担当者が取材に応じ、邦題をつけるメリットや、今回の邦題に込めた意味について語った。(編集部・吉田唯)

■邦題のメリットとデメリット

 そもそも邦題をつけるメリットとは何なのだろうか? 宣伝担当者いわく、映画のタイトルで一番重要なのは「題名を伝えやすい、覚えやすい」こと。「韓国映画の場合は年齢層の高いお客様が中心になってくると思っているので、窓口に行って題名が言いやすいというのが一番だと思っています。そういう意味で(英語やカタカナのタイトルではなく)日本語にするようにしています」。作品に興味を持った人の記憶に残りやすいタイトルにすることが、劇場まで足を運んでもらうことにつながる。それが邦題をつける一番のメリットだという。

 それ以外にも、もとのタイトルのままでは日本人に意味が伝わらないケースがある。例えば、9月8日より日本公開の韓国映画『1987、ある闘いの真実』の場合、原題は「1987」。これは、韓国の民主化闘争に火を点けた学生拷問死事件が起こった年の年号だが、日本では年号だけではその事件を思い浮かべることができない。そこで、映画の内容を伝えるため邦題には「ある闘いの真実」という言葉が付け加えられた。

 一方で、邦題に変更するデメリットも。韓国映画の場合は本国公開時から情報をチェックしている熱心なファンも多いため、「本国のタイトル(原題)を覚えているファンにとっては、邦題はタイトルが変わることになってしまうので、作品の共通性がなくなってしまう。そこは注意しないといけないと思っています」と語る。たしかに、邦題がガラッと違うものに変わってしまうと、日本で公開されることに気付かないケースも出てくるだろう。

 また、近年ではSNSでファンの反応がリアルタイムで寄せられるようになったが、邦題を考える際にそうした反応の影響はあるのだろうか。「そういう意味では、そのまま原題を翻訳した邦題が増えた部分はあると思います。また、K-POPアイドルやスターなどファン層が厚い方が出ている作品はそれだけですごく原題が認知されているので、あまりにもわかりづらいタイトルでない限りは極力邦題も原題そのままのタイトルにしています」

■『不汗党』が『名もなき野良犬の輪舞』という邦題になるまで

 『名もなき野良犬の輪舞』の場合、原題は“乱暴者”や“無頼漢”を意味する「不汗党」だが、そのまま「不汗党」とつけては日本の観客には意味がわからない。宣伝担当者は、今回邦題をつけるに至った経緯について「韓国映画はファンも多く、本国で公開された情報を知っている方も多いので、極力は原題である韓国語タイトルを翻訳したような邦題が多いです。しかし、今回の場合は『不汗党』を日本語で表現しづらく、英語版のタイトルである『The Merciless』をカタカナにしてもいまいち伝わらないので、邦題をつけることになりました」と説明した。

 どこか『あるいは裏切りという名の犬』を彷彿させるような、長いタイトルになったのにも理由がある。そこには、ヨーロッパ系のハードボイルド映画が好きな層へ訴求したいという意図があった。

 「韓国ノワールって『アシュラ』や『哀しき獣』『チェイサー』のようにもっとむごたらしく、ディープなエグさが面白い映画だと思うんです。ただ、本作はそういう風には描かれておらず、もっとスタイリッシュで、主人公の感情に沿った映画になっていて、いわゆる韓国ノワールとは少し違うのではないかという思いがありました。どちらかというと男同士の駆け引きや友情、絆が描かれた映画なので、韓国ノワールとは一線を画したハードボイルドとして売りたいなと思ったんです。そういった意味で、韓国映画というよりもヨーロッパ風の路線に近づけつつ、ハードボイルド寄りの題名にしたいなと思い、あえて文学的な長い題名にしました」

 その上で、物語に沿ったタイトルを考えていった結果、下の階級から成りあがっていく主人公たちを表した「名もなき」、劇中でも主人公を揶揄(やゆ)する言葉として出てくる「野良犬」、主人公たちが大きな組織の中で踊らされる運命にあることを意味した「輪舞(ロンド)」が組み合わさって同タイトルに決定した。「野良犬は、組織の中でアウトローな立ち位置にある主人公たちを表現したもので、ヤクザになりきれないような悪者たちという意味もあります」

 さらに、邦題を考える際にはすでに上映劇場も決定しているので、時には劇場のカラーも加味してタイトルを考えていく。そうした要素を考慮しつつも、いつも基本にあるのは「題名を見て『こういう映画なんだ』とわかるような邦題」にするという心がけだ。こうして考え抜かれた邦題は、日本語タイトルの意味や、作品のターゲットとなる観客層に関する説明などと共に本国のチェックに出され、そこで認可を受けて正式に決定となる。『名もなき野良犬の輪舞』では、来日したビョン・ソンヒョン監督も邦題を気に入っていることを明かしていた。

映画『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』は5月5日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開