「ハンドパワー」や「きてます」Mr.マリックの名台詞は観客から生まれた


 マジシャンのMr.マリックが2月8日放送の『OHA OHA アニキ』(テレビ東京)に出演した。

 番組でマリックは、お馴染みの名台詞「ハンドパワー」「きてます」の誕生秘話を語っていた。

 マリックは「自分でハンドパワーって言ったわけじゃなくて、見てた人がスプーン曲げなどをやったときに(名付けた)。(観客が)私の手を触ってくるんです、『なんか手から出てくるんじゃないか』って。(私が)『なんか出てるんでしょうね』って言ったら、『ハンドパワーですか?』って私に(聞いた)」と説明。

 あくまで自分が考え出した言葉ではなかったというのだが、これは「きてます」も同様らしい。

「私が(マジックをかける相手に)聞くんですよね。『どうですか?』って。(それで他の)観客の人がその人に聞くんですよ。『なんかきてるのか?』って。見てる人が聞いたんです。『きてるか?』『きてるぞ』と(観客同士で)やりとりをしている。私は(ただ)手をかざしていただけ」 

 これをきっかけに、いつのまにか「きてます、きてます」が、マリックの合言葉になってしまったという。

 そもそもそんなマリックが、マジックの世界に興味を持つきっかけとはなんだったのか。2016年11月3日付けのウェブマガジン「HIGHFLYERS」にてこう明かしている。

「中学に入って剣道をやり出した頃に、名古屋からの転校生でたまたま隣の席になったクラスメイトが、天才マジシャンだったんですよ。名古屋で大人達が所属するマジックサークルに入って本格的に勉強していたプロ並みに上手な子で」

「魔法使いが転校してきた」と思ったマリックは、その生徒の家に毎日マジックを習いに行き、帰ってからは1人で復習する日々だったという。

 その後も、実家の岐阜から名古屋のデパートまで手品の実演販売をわざわざ見に行っていたというマリック。3つのデパートを開店から閉店まで回り、すべての商品の種類や使い方、値段を覚えてしまった。

 高校を卒業後、いったんはパロマに就職するも、手品の実演販売の空きがたまたま出たため、思い切って転職。昼は販売員、夜はキャバレーでマジックショーに出演し、マジシャンとしての第一歩をスタートさせた。

 もしも中学生のマリックの隣りに「魔法使い」の友人が転校してこなければ、後の超魔術は誕生していなかったかもしれないのだ。


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