高須院長が豪雨被害で現地行かない理由 「僕は寄付するプロ」


今回は豪雨被害地へ飛ばない理由を高須院長が語る

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 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨に対する支援活動について、お話をうかがいました。

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──西日本を中心に記録的な豪雨となり、甚大な被害をもたらしました。

高須:僕も小学生のころに、地元の一色町で台風13号の直撃を経験しているんだよ。そのとき護岸堤防が決壊して、町の大半が水没して、本当に怖かった。今回の被害もそれくらいか、もっと酷いものなんだと思う。本当に心配だし、僕にできることがあればなんだってしたい。最大限に援助をしていくつもりだよ。

──これまで、院長は大きな災害があると自らヘリコプターなどで被災地に物資を届けるなどの支援活動を行っていますが、今回はなさらなかったんですよね。

高須:こちらもすぐに動ける状況ではなかったからね。ひとまず、日赤を通じて支援金を贈らせてもらったよ。そして、いざ動けるようになった時点では、すでに自衛隊や消防隊が現地で活動を始めていて、僕が出ていくと逆に邪魔になってしまう状況だったからね。ヘリコプターを飛ばすよりも、お金を差し出すほうが、正しい支援になると思ったんだよ。

──現場での支援は専門家に任せたほうがいいということですね。

高須:そう。僕は現場で医師としてできることはあるかもしれないけど、実際の救助のプロではないからね。“寄付をするプロ”ではあるけどね(笑い)。

──たしかに、被災地ではボランティアが逆に自衛隊などの活動の邪魔になってしまうケースもあると聞きます。

高須:ボランティアならまだマシ。いちばんよくないのは、現地で大きな顔をしてカメラを回しているマスコミだよ。SNSでは、被災地でマスコミが飛ばしているヘリコプターの音がうるさいという苦情の投稿も多いらしいじゃないか。東日本大震災のときは、支援のためにヘリコプターを飛ばそうと思ったら、マスコミがすべてのヘリをチャーターしてしまい、バスで支援物資を運んだこともあった。もちろん報道することも重要だけど、現地に行くメディアの数を減らしたり、ヘリではなくドローンを使ったり、いろいろ方法はあるはずだよ。

 報道するなとは言わないけど、何よりも被災地のことを第一に考えるべき。各局がこぞっていろいろな映像を流す必要性はそこまで感じない。少なくとも、救助の邪魔にならないように、被災地の迷惑にならないようにする必要がある。

 そして、人命第一であることだけは絶対に忘れてはいけない。ボランティアすることよりも報じることよりも、命を救うことが優先される。これだけは間違いないからね。現地でマスコミの人間が人命救助をしたっていう話がいくつか出てきてもいいとは思うんだけど、そうならないのはなぜなのか…って考えてしまうよ。

──話は変わりますが、タイでは13人の少年が洞窟に閉じ込められましたが、全員が無事救出されました。

高須:命に別状はなかったようで、本当によかったね。そういえば、FIFAは少年たちをワールドカップに招待すると言っていたけど、撤回したんだってね。それは大正解だ。何よりも健康回復が最優先されるべき。救助されたからって、いろんなところに連れ回すもんじゃないよ。

 FIFAとしても、どうにかして少年たちに元気になってほしいというか、いいことをしたかったんだと思う。単純にいいことがしたいという気持ちは、素晴らしいと思う。世の中の人がみんな“いいこと”をすれば平和になるからね。でも、その“いいこと”というものは、得てして間違った方向に行きがち。妙に格好つけてありがた迷惑になるくらいなら、お金を寄付するのがいちばんだよ。これなら間違いない(笑い)。

 でも、災害や事故を利用して何かをアピールするというのは最低だね。自分が偉い人間であることを知らしめるために支援をするというのはいただけないな。まあ、それでも何もやらないよりはマシだけど。

 もっとよくないのは、災害や事故を自分の主張に利用する人。今回の豪雨災害でも、「安倍首相が来る避難所に急遽クーラーがついた」なんていう、出どころもよくわからない情報がツイッターで出回っているのを見たけど、完全なデマだというじゃないか。単純に熱中症を防ぐために、人が多い避難所にクーラーをつけているだけだったという話みたいだけど、どうしてわざわざ安倍首相を繋げてくるのか? 災害までをも“反安倍政権”の主張に使うというのは、さすがにありえない。そういう考えの人々がいるということは本当に信じたくない。誰かが困っているときこそ、主義主張なんか関係なく協力すべき。情けないね。

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 近著『炎上上等』『大炎上』の印税も、震災があった台湾と大阪に全額寄付することを表明している高須院長。寄付に貢献もするつもりで、院長の著書を買ってみてはいかがだろうか。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。


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